センサーの種類

見守りを行うための様々なセンサがあります。検出精度やコスト、設置状況に応じたセンサを選択する必要があります。

    マグネットセンサ

    磁石を用いた2つの部品で構成され、2つの部不品が近づいたり離れたいすることでOFF/ONを検出することができます。一日に必ず使用するトイレのドアなどに設置することでドアの開閉を検出します。

    2つの部品が近接することでOFF/ONを検出するため、ドアを中途半端に閉めたり、開けたりした状態だと開閉を検出できな場合があります。


    加速度センサ

    動いたことを検知するセンサです。ドア等に設置することでドアの開閉を検出します。単体で動作を検出することができるため、冷蔵庫のドアなどにも設置可能です。又マグネットセンサーよりも検出精度が高いです。


    焦電、赤外線センサ

    人体からでる赤外線を検知して人が動作していることを判断します。長時間にわたり赤外線を受光しなくなることで異常と判断しますが、ペット等の動作でも反応するため、注意が必要です。


    ドップラセンサ

    センサから電波を出し、その反射波のドップラ効果を利用して、人が動作していることを判断します。高性能のドップラセンサでは人の呼吸や心拍も検出することが可能です。鉄筋構造の壁でなければ、壁を通して隣の部屋にいる人の検出も可能です。焦電、赤外線センサと比較して高精度の検出が可能ですが、高価格になります。


    緊急通報ボタン

    端末や親機に搭載されている緊急通報ボタンを押すことで、家族に連絡されます。転倒や体調不良で動けない時には、ボタンが押せない可能性があります。


    カメラ

    Webカメラによって高齢者宅の見守りが可能となります。見守る家族側は、高精度で見守りができますが、高齢者宅側は、常時監視されている感覚になるため、あまり人気がありません。



センサ毎の特徴を以下の表にまとめました。

センサ種別 検出精度 価格 備考
マグネットセンサ
加速度センサ
焦電、赤外線センサ
ドップラセンサ
緊急通報ボタン
カメラ

以上に示すように、各センサーにも長所・短所があり、誤検出を防止する意味で各センサーを組み合わせて使用できることが大切です。


 >>「システム価格」に進む
ページのトップへ戻る