実際に見守りシステムを購入し、その運用までの導入具体例を示します。
ここでは、システム価格も安く、複数のセンサー端末に対応している、アイトシステムの見守りシステムを例に導入具体例を示します。
実家に暮らす母親宅は幸いにもインターネット環境があるので、LANタイプのシステムを選択しました。
アイトシステムのホームページから購入しました。Yahoo Shppingやアマゾンでも購入できるようです。
親機の設置場所に少し悩みました。インターネット接続のため、親機をルータにLAN接続する必要があります。親機はルータサイズなので、ルータの近くに置いておけば大きさ的には問題ありませんが、USB接続される焦電センサの設置が問題となります。焦電センサは普段生活する居間に設置したいため、LANケーブルを伸ばして親機を居間にもって来ました。
アイトシステムの見守りシステムには、出入り口のドアにドアセンサを設置することで、徘徊検知の機能も使えるそうですが、幸い両親はまだ認知症は発症していないので、ドアセンサは、トイレのドアに設置することにしました。1日の中でトイレは必ず使用するし、ドアもキチンと閉めることが多いと思われるからです。
子機の取り付けは両面テープで張り付けます。ネジのような取り付け金具で引っ掛けるような構造があれば、もう少し便利なような気がします。メーカの改善が望まれます。
各種設定はPCやスマフォ等を用いてWEBベースのインターフェースで設定を行います。親機のIPアドレスはDHCPで設定されるようです。 緊急時にメール送信するアドレスは、機器購入時にあらかじめ設定された状態で届きました。登録アドレスの追加や変更がなければ、特に何も設定する必要はありません。
初期設定では、8時間センサが動きを検知しないと異常メッセージを送信する設定になっています。又、夜時間の設定ができ、睡眠による誤検知を防止することができるようになっています。
動作確認のメールを受け取るのに8時間待っていられないので、親機についている緊急ボタンを押して試してみました。登録先の自分の携帯にメールが届きました。
見守り監視時間が8時間なので8時間以上の外出時や泊りの旅行の時には、見守り監視を解除する必要があります。親機についている青色の見守りボタンを押すと見守り監視状態と見守り解除状態が入れ替わります。外出するときはこのボタンを押してもらうようにしています。
今のところ特に大きな問題は感じられません。母親が見守りボタンを押さずに外出時してしまい、異常メールが届くことがたまにありますが、状況確認の連絡を入れるきっかけになると思います。あまり親孝行できていないので、連絡をいれることでその少しは親孝行ができているかなと思います。このシステムで病気や怪我での異常を直接検出することはできませんが、、万が一の異常時には連絡が入るので、ほんの僅かですが不安が解消されたと感じています。
子機の設置でコンセントを気にしたくなかったので乾電池タイプにしました。電池交換頻度は半年程度だそうなのであまり気にならないと判断しました。エネループのような高容量充電電池を使用すると更に交換間隔が伸びるそうです。